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社長ストーリー

■東京でのキャリアから転じて経営の道へ

安部は東海クラリオン株式会社に参画する以前、東京で約20年にわたりイベント制作の分野でキャリアを重ね、多様なクライアントとの仕事を通じて経験を積んできた。40歳を節目に独立を検討していたが、2007年、父との会話をきっかけに同社およびユニオンテック株式会社の取締役に就任する。
当初は数年で東京へ戻る想定であったが、父から続く事業の歴史や責任を改めて認識する中で、次第に経営に本格的に向き合うようになる。そして2012年、代表取締役に就任した。

就任当時は、東日本大震災の影響によるサプライチェーンの混乱や、海外工場の稼働停止などにより商品供給が不安定な状況が続いていた。また、カー用品市場の変化やデジタル化の進展もあり、従来のビジネスモデルの見直しが求められていた。

こうした中、安部はモビリティとデジタル技術の融合に着目し、2013年にドイツの展示会を視察。海外企業との接点を持つことで、新たな事業の可能性を模索していった。

■変化の中での事業領域の再定義

当時の自動車業界は長い歴史に支えられた安定した産業構造を持つ一方で、IT分野の急速な進展により新たな潮流が生まれていた。当社もまた、その変化をいち早く捉え、自社の役割について再定義する必要があった。

「この大きな変化の中で、自社の強みを活かし、新たな価値を提供できる存在でありたい」

その想いのもと、海外メーカーとの連携も強化し、日本市場にまだ十分に普及していない技術や製品をいち早く紹介・提案することに力を入れていった。

■提案力の強化と人材基盤の再構築

従来はメーカー製品の販売が中心であったため、企画提案のノウハウは十分とはいえなかった。そこで、顧客課題に応じた提案書の作成やソリューション型営業への転換に取り組んだ。

また、組織の活性化を目的として2014年度より新卒採用を開始。若い人材の参画により組織に新たな視点と活力がもたらされた。現在では安部自らが会社説明会を実施するなど、企業文化を直接伝える取り組みも行っている。

海外企業との連携においても、若手社員が主体的に関わり、語学面ではツールを活用しながら積極的に挑戦する姿勢が組織全体に広がっている。こうした取り組みを通じて、オリジナル製品の企画・開発にもつながっている。

■競争から共創へ

これからの時代においては、単なる販売競争だけでなく、社会課題の解決に向けた取り組みが企業価値の一つになると考えている。

当社では、大型トラックの巻き込み事故防止や低コストの自動運転技術など、社会的意義のあるテーマにも取り組んでいる。これらは短期的な収益に限らず、多様なパートナーとの連携を通じて新たな価値を創出していきたい。

今後も柔軟な発想とネットワークを活かし、モビリティ分野の課題解決に貢献していく。

 


 

代表取締役 安部-源太郎

 

 

【プロフィール】

社名:東海クラリオン株式会社
代表者:代表取締役 安部源太郎
生年月日:1966年5月23日
出身地: 岐阜県

 

■経営で心がけている事やこだわり:

組織がアイデアを生むために何を伝えたら良いかと考える事が多い。社長としてあれこれ指示を出すことよりも、社会の動きや業界の向く方向など、トレンドキャッチャーとして新しい情報を会社へ持ち込む事を意識している。

 

■座右の銘:

「移動距離はアイデアの量に比例する」

インターネットが当たり前の時代になっても、実際に日本中、世界中へどこへでも足を運んでみる事で得られる刺激こそが、アイデアを生む源泉になると思う。

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