令和7年度「あいちITS産・学・行政交流会」で講演しました
2026年2月27日(金)に、愛知県ITS推進協議会様の令和7年度「あいちITS産・学・行政交流会」にて、当社代表取締役の安部が講演をさせていただきました。
当社は「今あるクルマを自動運転へ ~既存モビリティへの後付けシステムが拓く地域の柔軟な移動手段~」と題し、後のせ自動運転システム「YADOCAR-i(ヤドカリ)ドライブ」の取り組みについてお話ししました。
人口減少や公共交通の縮小が進むなか、地域における移動手段の確保は年々重要性を増しています。本講演では「自動運転は地方でこそ必要である」という視点のもと、単なる技術導入にとどまらない“移動を絶やさない仕組みづくり”の重要性をお伝えしました。
地方にとって自動運転モビリティ導入の本質的な目的は無人化そのものではなく、持続可能な交通をいかに維持するかという点にあります。完全自動運転の到来を待つのではなく、既存車両への後付けシステムや低速・限定領域(ODD)での運用など、地域の実情に応じて段階的に実装を進めていくアプローチの現実性について解説しました。また、茨城県つくば市および沖縄県多良間村での実証事例を紹介し、小さく始めて改善を重ねることで、安全性と住民受容性の双方を高めていくプロセスの重要性にも触れました。
一方で、地域創生に向けた取り組みは各地で進んでいるものの、それらが依然として「点」にとどまり、日本全体として「面」へ広がるための接続構造は十分に整っていません。特に中山間地では、人口減少や担い手不足といった構造的制約のもと、先進事例が孤立しやすい状況があります。だからこそ、個別最適にとどめず、知見や運用モデルを横断的に共有し、広域で連携できる枠組みづくりが不可欠です。
さらに本講演では、モビリティを単なる移動手段としてではなく、関係人口の創出や“ローカルヒーロー”の活動基盤を支える社会インフラとして捉える視点も提示しました。地域に関わりたい人が関われる環境を整えること――それこそが、これからの地方交通に求められる重要な役割の一つであると考えています。
当社は今後も、既存モビリティを活用した自動運転の社会実装に取り組み、地域における持続可能な移動環境の実現に貢献してまいります。
愛知県ITS推進協議会について
愛知県ITS推進協議会様は、ITSの具体化・実用化に向けて、普及・啓発事業、連絡調整事業、調査研究事業、支援・協力事業等を行っている組織です。産、学、行政の相互連携のもと、全国に先駆けて平成10年に設立されました。
ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)とは、最先端の情報通信技術を活用して、人、道路、自動車を一体化することで、様々な道路交通の課題解決が期待されているシステムです。
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