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JAXA筑波宇宙センター特別公開2023にて自動運転走行イベントを開催

当社が手掛ける後のせ自動運転システム『YADOCAR-iドライブ』が11月11日にJAXA筑波宇宙センター特別公開2023で走行しました。

JAXA筑波宇宙センターは、筑波研究学園都市の一画にあり、1972年に開設。約53万平方メートルの敷地に、緑ゆたかな環境と最新の試験設備を備えた総合的な研究施設です。
ここではJAXAの推進する活動のうち、宇宙からの目となる人工衛星の開発・運用およびその観測画像の解析、「きぼう」日本実験棟を用いた宇宙環境利用や、宇宙飛行士養成と活動推進、ロケット・輸送システムの開発と、技術基盤確立のための技術研究推進を行っており、日本の宇宙開発の中枢センターとしての役割を果たしています。

そしてこの日は、年に一度の一般特別公開日で、宇宙が大好きな大人や子どもたちが1万人以上来場するJAXAの一大イベントです。
子どもたちに大人気の水ロケット打ち上げ体験や、H3ロケット打上げ8K映像シアター&VR体験、日本人最多5回目長期滞在ミッション157日の記録した若田宇宙飛行士の講演会など、この日だけの貴重な体験もできる特別なイベントです。

今回のYADOCAR-iドライブによる自動運転車の走行イベントもその中の目玉の一つとなっていて、ゲートがオープンするやいなや、広い敷地でゲートから一番遠い場所まで、猛ダッシュで整理券を取りに走ってくる家族もいました。

『YADOCAR-iドライブ』の自動運転技術は、JAXAの高精度測位補強サービス「MADOCA-PPP」を利用しているためセンチメートル級の測位が可能です。今回の走行ルート作成には準天頂衛星“みちびき”を主軸にしたQZSSの位置情報を用いて “みちびき”2〜4号機および初号機後継機のL6Eチャンネルで送信される実証実験向けのセンチメータ級測位補強信号を活用した高精度単独測位(MADOCA-PPP)を利用しました。

巨大な電波試験棟の目の前に広がった直線路の脇には、MADOCA-PPPの基準局が設置されていて衛星からの電波を補正する様子が待合場所のモニターに表示されるなど、衛星測位は目には見えない技術ですが、JAXAの説明員の方々の詳しい話に来場者が熱心に耳を傾けていました。

そして待ちに待った乗車体験では、スピーカーから流れる、ラジオ日本で放送中の宇宙大好き人間向け番組「ディープな宇宙をつまみ食い・スウィングバイ」のパーソナリティ藤平耕一さんによるスペシャルトークを聴きながら、ハンドルもアクセルも操作をしないのに、障害物を避けて走行する『YADOCAR-iドライブ』を楽しんでもらいました。

ご乗車していただいたお客様の中には、3歳くらいのお子様は「手も足も離してるのになんで動いてるの?」とか、大人の女性からは「道に何か埋めてあって、そこを走行してるんですか?」という驚きの声や、男性からは「月に走らせる計画あるんですか?」、「JAXAとはどういう関係?」など、宇宙への興味につながるようなご意見も出ていました。
さらに「自分の街にも走らせて欲しいです」、「はじめて自動運転に乗れて感動です」など自動運転に強い関心を示していただくなど、来場者の生の声を聞くことができて、JAXAの衛星測位チーム、東海クラリオンともスタッフ一同、今回のイベントの成功を感じることができました。
今回は時間の都合で50人程のお客様にしか体験していただけませんでしたが、これから全国各地でこのような体験イベントを企画していきたいと考えています。

今後も研究開発と実証実験を重ねることで、レベル4の自動運転を市場最安値での提供を実現し、観光地でのラストワンマイル、高齢社会への移動手段など地域社会が抱える問題解決のひとつとして実装を目指します。

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