後付け安全装置の種類と製品|その機能について | 東海クラリオン 株式会社 | 企業 法人 車載機器の専門商社 愛知 名古屋 三重 津 岐阜

INFORMATION

お知らせ

後付け安全装置の種類と製品|その機能について

後付け安全装置は、既存車両にも安全性能を強化できる有効な手段です。物流・運送・建設業では事故削減や安全基準遵守のニーズが高まっており、後付けによる装置導入は現場の安全管理に直結します。

本記事では、後付けできる安全装置について、導入ステップを解説しながら事故防止に向けた活用のポイントを紹介します。

1. 後付け安全装置導入の必要性

後付け安全装置の導入は、既存車両の事故リスクを減らし、安全性を高める有効な施策です。特に後退事故や巻き込み事故は、ドライバーの注意力だけでは防ぎきれないケースが多く、装置による補完が求められています。さらに、法令対応や社内の安全基準強化に寄与し、取引先や顧客への信用確保にも直結します。

①大型車両などの死角対策

大型トラックやトレーラーは運転席からの視認範囲が限られており、前後左右に広い死角が生まれます。特に後退時や左折時には歩行者や自転車が死角に入り込み、重大事故につながる危険があります。障害物検知機能、動的(人)検知機能や側方衝突警報装置などを活用することで、ドライバーの視認性を補い、死角の可視化が可能です。これにより、日常業務で発生しやすい事故を未然に防止する効果が期待されます。

②保険料削減や稼働効率向上

後付け安全装置の導入は、事故を減らすことで修理費用や賠償コストの発生を抑制します。その結果、保険料の低減につながり、経営コストの削減効果をもたらします。

さらに、事故による車両の稼働停止を防げるため、配送スケジュールや建設現場での作業効率維持が可能です。事故が起きないことで、現場が止まらないという点が大きなメリットです。

③安全装置による社会的信用向上

現在なんらかの安全装置を設置していない場合でも、安全装置を後付けで導入することで、企業が自主的に安全投資を行っていることの証明が可能です。安全性向上への取り組みは顧客や取引先から高く評価され、社会的責任を果たす姿勢としてブランド価値を押し上げます。結果として、企業の競争力強化や取引機会拡大にもつながります。

2. 後付け安全装置の種類とは

一般的に安全装置といえば自動ブレーキや先進運転支援システムが注目されますが、法人向けには「後付け」で安全機能を強化できる装置が重要なポイントになります。

特に所有台数が多い企業などは、新車購入を待たずに既存車両に装備できることも大切であり、後付け安全装置を導入すれば事故低減効果を得られる点もメリットになります。

ドライブレコーダー、バックカメラ、死角検知機能など

ドライブレコーダーは事故時の証拠映像を残すだけでなく、衝撃検知やリアルタイム通知機能を備え、安全管理や教育にも活用できます。バックカメラは2021年以降義務化され、後退時の死角確認に有効で、狭路や現場作業での事故防止に導入されるようになりました。さらに死角検知機能では、AIやセンサーが後方や側方の人・車両の動きを捉え、モニター表示や警告音で知らせます。これによりドライバーの見落としを補完し、巻き込み事故や接触事故を未然に防ぐことが可能です。

特に、当社が提供する「iBOX2.0」は、車種問わず取り付けることができ、死角による事故を未然に防ぐための安全性能を備えています。また、法人向けドライブレコーダー「TX2100」や巻き込み警報カメラシステム「A-CAM」など、さまざまな後付け安全装置もラインアップしており、用途や導入環境に応じて多様な選択肢が用意されています。
関連情報:既設のカメラ・モニターで安全対策「iBOX2.0」

3. 後付け安全装置「iBOX2.0」

「iBOX2.0」は、AI搭載のカメラ機能拡張ユニットです。現在お使いのカメラとモニターはそのままに、障害物検知機能、動的(人)検知機能がご利用頂けます。既存のカメラの映像をAIが画像解析し、警告を発します。

特徴①既存の機器に追加できる柔軟性

現在お使いのカメラやモニターに追加するだけで導入できます。そのため、大規模な改修や新しい車両の購入は必要ありません。既存の機器を活かしながら、障害物検知や動的(人)検知といった新たな安全機能が利用できます。さらに、工事費を含めた価格はソナーセンサーと比べてコストを抑えることが可能です。また、車両の稼働を止めずに、半日程度で取り付けができるため、実際の業務に影響を与えずに導入できます。

特徴②見落としを減らす警告システム

従来のモニターでは気づきにくかった危険も、「iBOX2.0」なら色と音でわかりやすく警告します。映像解析の技術によって、ドライバーが見落としがちなポイントを補い、バック運転や右左折の際に潜むリスクをすぐに知らせてくれます。また、モニター表示とインジケータによる視覚と聴覚の両方で危険を伝える仕組みがあるため、安全確認をしっかりサポート可能です。

特徴③3つの検知機能で死角をカバー

「iBOX2.0」には、後方や側方の死角をカバーする次の3つの検知機能が備わっています。
・後方移動物検知(RCTA):
 歩行者や自転車、車両などの動きを感知し、矢印と警告音で注意を促す。
・後方障害物検知(ROD):
 静止している障害物を検出し、モニター表示と警報音によって接触を防ぐ。
・側方死角検知(S-BSD):
 右折や左折の際に人や車両を追尾して表示し、巻き込み事故を予防する。
これら3つの検知機能が機能することで、死角による事故リスクを大幅に減らし、安全運転を強力にサポートします。

4. 後付け安全装置導入のポイント

後付け安全装置を有効に活用するには、導入前の車両確認から運用までの流れを整理することが重要です。車両の運行環境や使用年数を考慮し、最適な機器や機能を選択しましょう。

①導入前の適合確認

後付け安全装置を導入する際には、車両の種類や運行環境に応じて、どの機器が適しているかを確認する作業が欠かせません。トラックやトレーラーなどの大型車両などは車体構造や使用条件がそれぞれ大きく異なるため、適合性を調べる工程は意外と手間がかかります。しかし、この適合確認を丁寧に行うことで、導入後の不具合を防ぎ、費用対効果が高まります。

②取り付けと初期設定・稼働まで

前述した通り、「iBOX2.0」のような後付けユニットは、既存のカメラやモニターに接続するだけで利用できるため、取り付けに時間を要しません。大がかりな初期設定や複雑なテスト運用を必要とせず、短時間で導入できる点が大きなメリットです。

後付けの安全装置を導入する際には、取り付けや初期設定、稼働までにどれくらい時間がかかるかが最も重要なポイントです。できるだけ車両を長期間止めずに安全装置を設置し、業務への影響を最小限に抑えつつ、しっかりと効果が発揮される機器を選ぶようにしましょう。

まとめ

後付け安全装置は、すでに使われている車両の安全性を短期間で高める効果的な仕組みです。たとえば、「iBOX2.0」はAIによる解析で死角をカバーし、警告音やインジケータを使ってドライバーに危険を知らせます。これにより、事故が減ることで修理費や保険料の負担が軽くなり、車両の稼働効率も維持できます。そのため、コスト面でも大きなメリットがあります。

ただし、導入する際には、運行する環境や車両の特性に合った装置選びが大切です。適切な機器を選ぶことで、長期的な安全の確保や企業価値の向上につながります。「iBOX2.0」の資料ダウンロードやトライアルを実施しております。ご興味のある方は、ぜひ一度ご覧ください。

「iBOX2.0」リーフレット無料ダウンロードはこちら
「iBOX2.0」トライアルはこちら
お問い合わせはこちら

CONTACT

お問い合わせ

ご相談・ご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

call 052-331-4461

(受付)平日/ 9:00~12:00、13:00~18:00

お問い合わせ