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日本製トラック用バックカメラの選び方と失敗しないための注意点

東海クラリオン株式会社

東海クラリオン株式会社

近年、物流や建設業界ではトラックの安全運行と効率化がますます重要になっています。特にバック時の事故は重大な損害や人身事故につながるケースもあるため、企業としては予防策を講じる必要があります。

そこで注目されているのがトラック用バックカメラです。なかでも、日本製のバックカメラは信頼性の高さから物流や建設業界の現場でよく採用されています。本記事では、日本製トラック用バックカメラの特徴と選び方、導入時に押さえておくべき注意点を解説します。

日本製トラック用バックカメラとは?導入メリットと基本知識

日本製トラック用のバックカメラについて、導入メリットや基礎知識を確認しておきましょう。

トラック用バックカメラの役割と必要性

トラックは乗用車に比べて車体が大きく、死角が広い特徴があります。特に後方は直接目視できる範囲が限られており、バック事故が起こりやすいのが実情です。
バックカメラは死角による事故リスクを防ぎ、ドライバーに後方の状況をリアルタイムで伝える装置として機能します。人や障害物を早期に発見できるため、荷物や車両の損傷も防止可能です。
また、駐車や荷下ろし時の作業効率も向上するため、運行スケジュールの安定化にもつながります。
さらに法令や安全基準は年々厳格化されており、バックカメラの装着が事実上必須となりつつあるため、早期導入は企業価値向上にも寄与します。

日本製の特徴・品質基準と海外製との違い

日本製バックカメラが選ばれる理由は、耐久性と品質の高さにあります。日本製のバックカメラは、耐久性に関する基準を満たしたことを示す「IEC(国際電気標準会議)」に準拠している製品が多く提供されています。
さらに、画質の安定性にも優れ、夜間や雨天時でもクリアな映像を提供できるモデルが多い点が特徴です。海外製と比較すると、故障時やサポートが必要な際に海外製の場合は対応が遅れる可能性があります。トラブルが発生した際のサポート体制や保証期間を優先したい方は特に、故障時の対応が迅速な日本製に安心を感じられるでしょう。
現場での稼働率を下げないためには、この信頼性が重要です。国内メーカーは長期的な部品供給やアップデートにも対応しやすく、導入後の運用コストを抑える点でも優位性があります。

用途や車種別!失敗しないバックカメラ選びのポイント

一口にバックカメラと言っても、用途や車種によって選ぶべき製品は異なります。バックカメラ選びのポイントについても確認しましょう。

大型・小型トラックで異なる仕様と視野角の基準

車両サイズに応じて必要な視野角は異なります。
大型トラックでは広い範囲を一度に確認できる広角タイプが推奨されます。しかし、範囲が広すぎると映像が歪んで距離感をつかみにくくなるため、適度な角度設定が重要です。
小型トラックでは中〜広角で十分な視界が確保できることが多く、価格と性能のバランスを見ながら選定するのがおすすめです。
特に倉庫や狭い現場での取り回しが多い場合、上下角度調整可能なモデルを選ぶと作業効率が向上します。

12V/24V対応や車載システム連携の確認

トラックは車種によって電圧が異なり、12Vと24Vの両対応モデルを選ぶと汎用性が高まります。また、既存のモニターやデジタコ、ドライブレコーダーと連携できるかも重要なチェックポイントです。
互換性を確認せず導入すると、映像が映らなかったりノイズが発生したりするトラブルにつながるため、注意が必要です。
導入前に配線図を用意し、既存機器との接続テストを行うことで設置後のトラブルを未然に防げます。

後付け・純正交換の違いと設置性

バックカメラの導入方法は後付けタイプと純正交換タイプに分かれます。後付けはコストを抑えやすく、既存車両にも柔軟に対応可能です。
一方、純正交換は見た目がすっきりし、配線も隠せるメリットがあります。後付けと純正交換どちらを選ぶかは、導入コストや工期、運用中のダウンタイムを考慮し、現場に適した方式を選びましょう。
また、後付けの場合は防水対策や配線固定をしっかり行うことで長期間の安定稼働が可能になります。

日本製トラック用バックカメラの選び方ガイド

具体的に日本製のトラック用バックカメラの選び方を確認しましょう。

対応モニターセットの有無と導入のしやすさ

カメラとモニターがセットになった製品は、はじめてトラック用のバックカメラを導入する現場に適しています。すでにモニターがある場合はカメラ単体の導入でコストを抑えられますが、接続端子や解像度の互換性を確認しておくことが重要です。
複数台の車両に導入する場合は、同じ規格で揃えることで管理や交換作業が進めやすくなります。

ワイヤレス/有線タイプの特徴と比較

トラック用のバックカメラを選ぶ際、ワイヤレスにするか有線タイプにするかの特徴を比較したうえで決めるのがおすすめです。
ワイヤレスは配線作業が簡単で短時間で設置可能ですが、電波干渉の影響を受ける可能性があるため、使用環境を考慮して選択する必要があります。
一方で有線タイプは安定した映像伝送が可能で、長距離車両にも適しています。
山間部や電波干渉の多い現場では有線タイプが安定するケースが多いため、運転エリアを考慮して選ぶのがおすすめです。

暗闇・悪天候での視認性(LED・AHD対応)

赤外線LED搭載やAHD対応モデルを選ぶと、夜間や雨天時でも映像が鮮明に見えるため、暗所での視認性が向上します。
雪道やトンネル内など、光量の少ない環境での安全性確保にも有効です。
特に早朝配送や夜間工事に従事する車両では、視認性の良し悪しがヒヤリハット件数を左右します。

ドライブレコーダーやユニットとの連携可否

事故やヒヤリハット発生時の証拠保全にも役立つ録画機能付きモデルを採用するかも重要なポイントです。バックカメラとドライブレコーダーを連携することにより、走行映像とバック映像を統合管理できるため、運行管理の精度が向上します。
また「iBOX2.0」のようなユニットを組み合わせれば、バックカメラに警告機能を付与し、さらなる安全性の向上が可能です。
社内教育や事故分析の際に映像を活用することで、ドライバーの安全意識向上にもつながります。

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取付時の注意点と失敗しないコツ

バックカメラを取り付けるにあたって、失敗しがちな注意点を確認しておきましょう。

配線・取付ステーと部品選択

配線やカメラの取付ステーは車両ごとに異なります。車種専用部品を使用することで振動や水の侵入を防ぎ、長期的な安定稼働につながります。
さらに、配線保護チューブや防水コネクタを用いることでメンテナンス性が向上し、故障リスクの低減が可能です。

接続端子やモニター互換性の確認

RCA端子や専用コネクタなど、接続方式は製品によって異なります。変換アダプターが必要になる場合もあるため、事前に仕様書を確認しておくと安心です。
導入前にテスト接続を行い、画質や遅延の有無をチェックすることで設置後のトラブルを防げます。

設置作業の流れと専門業者に依頼するメリット

バックカメラの取付はDIY設置も可能ですが、誤配線や防水不良があると故障や感電のリスクがあります。専門業者に依頼すれば安全に設置でき、保証対応のやり取りもスムーズです。
特にフリート運行を行う企業では、同一品質で複数台に施工できる業者を選ぶことで、稼働率を落とさず導入できます。

まとめ|日本製バックカメラで安全性と効率を両立しよう

トラック用バックカメラは安全運行の必須装備になりつつあります。日本製は品質、耐久性、サポート体制で優れており、現場の安心感を高めます。
導入時には視野角や電圧、取付方式を確認し、自社の車両や運用に適した製品を選ぶことが大切です。さらに、「iBOX2.0」のようなユニットを併用すれば、バックカメラの安全性能を強化し、事故防止への取り組みを一層進化させられます。
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東海クラリオン株式会社
執筆者:東海クラリオン株式会社

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