事故防止のカギは追越・左折・後退!?トラック事故を2割減らす安全対策! | 東海クラリオン 株式会社 | 企業 法人 車載機器の専門商社 愛知 名古屋 三重 津 岐阜

INFORMATION

お知らせ

事故防止のカギは追越・左折・後退!?トラック事故を2割減らす安全対策!

トラック事故の原因から対策まで解説

「トラック事故はこうして防げ!」

業務でトラックを活用する上で、切っても切れないものといえば事故対策です。
トラック事故の発生は、自身の損失に加えて、企業としての信頼にも大きく関わります。
もし重大な事故であれば、命の危険もあるため細心の注意を払わなければなりません。

では、トラック事故を防止するためには、どのような対策をするべきでしょうか?
この記事ではトラック事故の現状を解説し、トラック事故をどのように防ぐのか、事故を起こしやすい原因から対策まで徹底的にご紹介します!!

目次

1.トラック事故の現状
 トラックの交通事故件数は減少傾向
 どのようなトラック事故が発生しているのか
  ○追突事故
  ○バック事故
  ○交差点などでの事故
  ○あおり運転による事故

2.トラック事故の原因と対策
 ○コーナリングでの減速
 ○内輪差による巻き込み事故
 ○よそ見・わき見をしない
 ○トラックは急停車できない
 ○ドライバーの健康管理を徹底する
 ○適切な労働時間を守る
 ○定期的な車両整備を行う

3.まとめ

トラック事故の現状

トラックの交通事故件数は減少傾向

トラック事故は日本全国で日常的に発生しています。
重大事故が発生した場合には、テレビや新聞などで報道されることも多いですが、それらはほんの一部に過ぎません。
実際にはどれくらいの事故が起きているのでしょうか。

国土交通省「事業者用自動車の交通事故統計(令和3年版)」によると、令和3年のトラックの交通事故件数は14,031件でした。
グラフから年々減少傾向にあることがわかり、約10年前の平成24年と比較すると、およそ60%まで減少しています。

また、全日本トラック協会「令和4年(2022年)の交通事故統計分析結果【確定版(車籍別)死亡・重傷事故編】」によると死亡・重傷事故において、運転者の免許取得年数別では「10年以上」が90%近くを占めました。
つまり、免許を取得したばかりの新人ドライバーだけでなく、長年トラックを運転しているベテランドライバーも注意が必要です。

出典(参考文献)
○国土交通省「事業者用自動車の交通事故統計(令和3年版)」
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03analysis/resourse/data/r04-1.pdf
○全日本トラック協会 「令和4年(2022年)の交通事故統計分析結果【確定版(車籍別)死亡・重傷事故編】」
https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/anzen/jiko_toukei_data/ITARDA_R4b.pdf

どのようなトラック事故が発生しているのか

国土交通省「事業者用自動車の交通事故統計(令和3年版)」 によると、令和3年のトラックの交通事故件数では、「追突」の発生件数が最多で5,683件でした。
これは事故件数全体の3分の1以上であり、対車の事故件数の2分の1近くを占めています。

トラック事故が起きたときの行動に注目すると「直進」が最も多いです。
また、限定的に思える「追越・追抜」「左折」「後退」の3つだけで、5分の1近くを占めていることがわかります。
走行している時間の中で追越や左折、後退をしている時間の割合はかなり少ないにも関わらず、意外にも事故全体の2割も占めているのです。
つまり、「追越・追抜」「左折」「後退」の3つの事故をなくすことができれば、事故を2割減らすことができるといえます。
以下では、特徴的な事故について詳しく見ていきます。

出典(参考文献)
○国土交通省「事業者用自動車の交通事故統計(令和3年版)」
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03analysis/resourse/data/r04-1.pdf

追突事故

追突事故とは、前進もしくは停止している前方の車両に後ろから衝突する事故です。
多くの場合、不注意や運転ミスのようなヒューマンエラーによる発生が考えられます。
制動システムで安全に減速・停車ができるなど、トラックの性能が向上している中でも、多くの追突事故が発生しています。

バック事故

トラックに乗り始めたばかりで運転に慣れていなかったり、運転の経験が浅かったりすると、車の位置や距離の感覚が正確に掴めておらず、バック事故を起こしやすいです。
乗用車と異なり、ルームミラーで後方を見られないトラックは死角が多く、左右のサイドミラー・バックモニターをまんべんなく確認するのはなかなか難しいです。

そこで、バックカメラとバックモニターを活用すると、バック事故は防げます!
東海クラリオンでは、既存のバックカメラとバックモニターの間に介在させるだけで、後方の障害物を検知し、ドライバーに音とモニター教示で危険を警告できるようになる「カメラ拡張ユニット iBOX」を開発いたしました。

関連記事

交差点などでの事故

「他車との事故」の中でも特に件数の多い 「出会い頭衝突」「すれ違い時衝突、左折時衝突、右折時衝突」 は、道路が交差している場所で発生する代表的な事故です。
様々な状況が想定されますが、いずれの場合も非常に危険です。
特に左折時には他車との事故だけでなく、サイドミラーの死角にいる人を巻き込む事故も発生しやすいです。

あおり運転による事故

トラックを運転していると、突然、乗用車からあおられることも考えられます。
急に割り込まれた際、急ブレーキを踏めば荷崩れが起こる可能性があるため、荷物を積載していると急に止まれないなど、乗用車のドライバーにはわかりづらいトラックならではの事情があります。
またその一方で、スケジュールに余裕がないことなどによるストレスから、トラックドライバーも魔が差してあおってしまうこともあるかもしれません。

どちらの場合も事故に繋がる危険が大きいです。
ドライブレコーダーを活用すると、万が一事故が起きたり、あおられたりしたときの様子を記録することはもちろん、ドライバーの安全意識の向上を図ることもできます。
東海クラリオンでは、データ通信とクラウド管理でリアルタイムの運行状況も、過去のデータも簡単に確認できる「通信型ドライブレコーダーTX2100」×「車両管理ソリューションSAFE-DR」をご提供しております!!

トラック事故の原因と対策

コーナリングでの減速

トラックでスピードが出た状態のまま曲がると、荷崩れを起こすだけでなく、曲がり切れずに対向車線にはみ出したり、転倒したりする危険があります。
長年トラックを運転しているベテランドライバーであっても、カーブや右左折での事故を起こしやすいため注意が必要です。
必ずカーブに進入する前や右左折の手前で、適切な速度まで十分に減速し、周囲の安全を確認した上で確実なコーナリング・右左折を行ってください。

内輪差による巻き込み事故

トラックなどの大型車は、前輪と後輪の間隔が長いという構造上、曲がるときに後輪が前輪よりも内側を通る「内輪差」が生じます
この内輪差によって巻き込み事故が発生する恐れがあるため、内輪差を意識した安全確認が非常に重要です。
特に、トラックのすぐ左を通り抜けようとするバイクや自転車が、ミラーの死角に入り込んでしまい、そのまま気づかずに左折すると、重大な事故が発生する危険が大きいです。

巻き込み事故を起こさないためには、ミラーやバックカメラ、目視などによる網羅的な安全確認が必要です。
しかし、トラックの運転では確認する箇所が多いため、プロドライバーといえど、すべてを完璧に確認するのはなかなか難しいのが現実です。
そこで東海クラリオンでは、AIカメラを搭載した「側方安全カメラシステムA-CAM」を開発いたしました。
モニター表示でミラーの死角となる三軸付近を確認できることに加え、左折巻き込みの危険が迫るとブザー音とインジケーターでドライバーに知らせてくれます。

よそ見・わき見をしない

直接事故に繋がる危険な行為として、よそ見・わき見があげられます。
運転に慣れているベテランドライバーでも、自分の運転技術を過信し、よそ見・わき見をしてしまう可能性が考えられます。
運転支援システムによって、ドライバーの監視サポートが搭載されている車両もありますが、実際に運転するのはドライバー自身です。
走行中は進行方向をよく見て、しっかり安全を確認し、運転に集中しましょう。

トラックは急停車できない

どんな車両でも走行中に急に止まることはできませんが、車体重量が大きく、重たい荷物を運ぶトラックは特に制動距離が長くなる傾向にあります。
もし、制動距離を考えずに運転してしまうと、思った位置で停止することができず、人や車との事故を引き起こしてしまいます。
また、雨や雪などで天候の悪い日には、路面がぬれているために通常よりもブレーキが利きにくくなるので、いつも以上に注意が必要です。
トラックは急停車できないことを常に意識して、十分な車間距離を確保し、いつでもブレーキを踏めるように心がけることが大切です。

ドライバーの健康管理を徹底する

トラックの運転は、高度な運転技術だけでなく、高い判断力・注意力が必要不可欠です。
健康な状態であれば運転に問題のないドライバーでも、体調が優れないときには判断力・注意力ともに低下してしまい、安全な運転が難しくなります
つまり、トラックドライバーの健康管理ができていないことは、事故の原因となり得ます。
普段から健康を気にかけることに加え、運転中に眠気や疲労など、体調に異変を感じたら、すぐに車を安全な場所に止めて休憩してください。
また、事業者によるドライバーの健康管理の徹底も効果的であると考えられます。

適切な労働時間を守る

トラックの運転は緊張状態が続くため、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかります。
長時間の運転はドライバーの過労を引き起こし、判断力の低下や居眠り運転を誘発する恐れがあるので非常に危険です。
しかし、物流の仕事は増え続ける一方で、トラックドライバーは人手不足であり、適切な労働時間が守られていない場合も多いです。
ドライバーが労働時間の管理意識を高く持ち、事業者側でも仕事量を調整したり、余裕のある運行計画を立てたりすることで改善が見込めるでしょう。

定期的な車両整備を行う

トラック事故は、運転技術の未熟さや安全意識の低さなど、ドライバーについての問題だけでなく、車両の整備不良によって発生することもあります。
特に制動装置系に整備不良があると、深刻な事故に繋がる危険が大きいです。
車検時以外でも、運転前の点検や定期的なメンテナンスを実施することで、整備不良による事故のリスクを減らすことができます。

まとめ

トラックを運転する上でドライバーの責任は重大です。
事故防止のためには、事故の現状や原因から注意すべきポイントを把握し、運転の際には常に安全確認を怠らないようにしましょう。
また、実際にトラックを運転するドライバーだけが高い安全意識を持つのではなく、事業者がドライバー・車両の管理を徹底したり、安全確認の装置を導入したりすることも事故防止に効果的です。

私たち東海クラリオンについて

東海クラリオンでは、低コストで費用対効果の高いソリューションをご提供しています。
自社製品を含む豊富な機器ラインナップで、お客様の課題にぴったりの解決策を導き出し、日々の安全運行をお支えします!

よく読まれている記事

CONTACT

お問い合わせ

ご相談・ご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

call 052-331-4461

(受付)平日/ 9:00~12:00、13:00~18:00

お問い合わせ