左折巻き込み防止装置はなぜ重要?
トレーラーを含む大型トラックは車体の高さや長さからドライバーの死角が存在します。
この死角によって、ドライバーは左側にいる歩行者や自転車などを見落とすことがあり、左折時の事故が発生しやすいです。これらのリスクに対して、巻き込み防止装置を取り付けることで、事故の発生確率を小さくすることができます。
トレーラーによる巻き込み事故の危険性
走行において右左折する時間は直進に比べて少ないですが、トレーラーは大型で重たい車両であり、一度の事故でも死亡・重傷事故につながる傾向が大きいです。
巻き込み事故のリスクは国内に限らず世界的にも問題視されており、国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラムで「側方衝突警報装置に係る協定規則(第151号)」が採択されました。これに伴い日本では、2022年5月から販売される新型の大型トラックに「側方衝突警報装置(左折巻込み防止装置)」の装着が義務付けられました。
参考:国土交通省「側方衝突警報装置に関する国際基準を導入します」
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巻き込み防止装置の役割
左折巻き込み防止装置の機能や形態は様々ですが、主に左折時の大型車両と歩行者や二輪車などの接触を防ぐ役割を果たしています。例えば、ドライバーの死角を軽減して左折時の安全性を向上させたり、センサーやカメラで車両の周囲を監視してドライバーに歩行者や二輪車の存在を警告したり、事故を防ぐ手助けをしたりします。
また、車両の左側に取り付けるサイドガードは、接触した際の巻き込みを防ぎます。
巻き込み警報カメラシステム『A-CAM3』とは?
当社では、ドライバーの死角をなくし、巻き込み事故を防ぐためのカメラシステム『A-CAM(エーカム)3』を開発いたしました。カメラ映像をリアルタイムに解析し、巻き込みの危険のある歩行者や二輪車・バイクなどを検知して、ドライバーに警告します。車両の形式を問わず後付け可能です。
A-CAM3の具体的な効果
モニターで死角部分が見える
A-CAM3とモニターを接続すると、車両の側方が映し出され、ミラーでは見えづらい部分もしっかり見えます。
広い範囲を検知する
車両側面から5m、前面から後方21mの広い範囲を検知し、右左折時にはトレーラーの動きに合わせて検知範囲が変動します。
目と耳で危険がわかる
巻き込みの危険のある歩行者や二輪車が迫ると、A-CAM3が検知し、インジケータとブザー音でドライバーに知らせます。
A-CAM3を導入するとどのようなメリットがある?
事故リスクの低減
上記の効果によって、ドライバーは死角にいる歩行者や二輪車を認識したり、危険な状況にすぐに気づいて事故を回避したり、安全確認の強化と安全性の向上を図ることができます。また、ドライバーの周囲の正確な状況把握を支援することで、安心して運転でき、事故の不安を軽減します。
導入時のサポート体制
ご導入前に、まずは1台サンプル施工させていただき一定期間お試しの上、検討していただきます。ご相談・ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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