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事故を起こさないための対策とは?運送会社が実践すべき安全対策と事故防止システムを解説

東海クラリオン株式会社

東海クラリオン株式会社

物流・運送業や建設業において、交通事故の防止は従業員の命を守り、企業の信頼を維持するための重要課題です。

事故を起こさないためには、ドライバーへの安全教育や定期的な車両の点検整備といった基本対策に加え、安全機器や運行管理システムを活用した対策も重要です。

この記事では、事故を起こさないための具体的な基本対策をまとめ、巻き込み事故やバック時の接触事故、さらには運行管理の課題を一括で解決する安全支援機器について解説します。

事故を起こさないための基本的な安全対策

事故を防ぐための第一歩は、日々の地道な管理と教育にあります。ドライバーの安全教育・日常的な健康管理の徹底と、車両の定期点検・整備による安全性の維持は、安全運行の基盤となります。

安全教育・KYT(危険予知訓練)の徹底

国土交通省の『自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う 一般的な指導及び監督の実施マニュアル』では、危険予知訓練(KYT)を通じて、周囲の状況から見えない危険を予測する力や、歩行者・自転車・二輪車など道路利用者の特性、悪天候・夜間など状況ごとの危険を理解することの重要性が示されています。

実際の事故事例やドライブレコーダー映像を活用し、交差点や右左折時など具体的な交通場面を想定したKYTを定期的に実施することで、ドライバーの危険に対する感受性を高めることが重要です。

また、乗務前後の点呼における確実なアルコールチェックや睡眠時間・疲労感の確認といった健康管理の徹底、適切な運行経路の事前把握など、ドライバーがリスクを予測・回避できるような指導体制の構築が求められます。

出典:国土交通省『自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う 一般的な指導及び監督の実施マニュアル

日常点検と定期的な車両整備の重要性

道路運送車両法』第47条の2および第48条に基づき、運行前には日常点検(ブレーキの効き具合、タイヤの空気圧や溝の状態、灯火類の点灯確認など)を確実に実施するとともに、整備管理者のもとで3ヶ月点検などの定期点検整備を徹底することが重要です。

▼道路運送車両法 第47条の2および第48条

(日常点検整備)

第四十七条の二 自動車の使用者は、自動車の走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期に、国土交通省令で定める技術上の基準により、灯火装置の点灯、制動装置の作動その他の日常的に点検すべき事項について、目視等により自動車を点検しなければならない。

(定期点検整備)

第四十八条 自動車(小型特殊自動車を除く。以下この項、次条第一項及び第五十四条第四項において同じ。)の使用者は、次の各号に掲げる自動車について、それぞれ当該各号に掲げる期間ごとに、点検の時期及び自動車の種別、用途等に応じ国土交通省令で定める技術上の基準により自動車を点検しなければならない。

引用元:e-Gov法令検索『道路運送車両法

また、運転者が車両の特性や積載状態を正しく理解し、安全な運行につなげられるよう教育することも欠かせません。

さらに、運行前には道路状況や気象状況を踏まえた運行経路を確認し、車両・運転者・運行環境を総合的に管理することで、走行中の車両トラブルや整備不良による重大事故の防止につながります。

出典:e-Gov法令検索『道路運送車両法

事故を起こさないための対策で押さえるべき考え方

どれだけ社内ルールを厳格に整備しても、交通事故をドライバー個人の注意力だけで防ぐことには限界があります。

安全教育・車両管理・安全機器の3つを組み合わせた多層的な対策を講じ、「ヒューマンエラーを前提とした仕組みづくり」を進めることが、事故防止につながります。

事故の多くはヒューマンエラーによって発生する

交通事故の多くは、「安全確認不足」「認知ミス」「大丈夫だろうという思い込み」などのヒューマンエラーが要因です。

ヒューマンエラーは、ドライバーの技量不足だけで起こるものではありません。長時間運転による疲労や睡眠不足、慣れによる油断、時間に追われる焦りなど、さまざまな要因が重なることで、安全確認や危険の認識が不十分になることがあります。

どれほど経験豊富なドライバーであっても、毎日通るルートへの慣れや長時間の運転によって、一瞬の判断を誤る可能性があります。特に大型トラックやトレーラーは、普通車と比べて死角が多く、制動距離も長いため、わずかな見落としや判断の遅れが死亡事故などの重大事故につながるおそれがあります。

そのため、事故防止にはドライバー個人の注意力だけに頼るのではなく、ヒューマンエラーが発生することを前提とした対策を講じることが重要です。

出典:国土交通省『自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う 一般的な指導及び監督の実施マニュアル

「教育だけ」では事故をゼロにできない

安全教育や危険予知訓練によってドライバーの安全意識を高めることは、事故防止の基本となる取り組みです。実際の事故事例やドライブレコーダー映像を用いて危険を予測する力を養うことで、危険への感受性や安全確認への意識を高める効果が期待できます。

一方で、人は体調の変化や疲労、突発的な天候悪化、予期せぬ交通状況の変化などによって、注意力や判断力が低下することがあります。また、教育によって知識や安全意識を身につけていても、とっさの場面で常に適切な行動を取れるとは限りません。

そのため、「人はミスをするもの」という前提に立ち、以下のような運行管理支援機器や安全機器を活用してヒューマンエラーを補完する仕組みを構築することが重要です。

種類 概要
デジタル式運行記録計(デジタルタコグラフ) 運転データを記録・分析し、運行管理を支援する
ドライブレコーダー 映像を記録し、事故分析や安全教育に活用する
エコドライブ管理システム(EMS) 運転データを分析し、安全運転と燃費向上を支援する
GPS・カーナビゲーションシステム 車両位置を把握し、配車や運行管理を支援する
IT点呼・遠隔点呼・自動点呼 点呼業務をデジタル化し、効率化を支援する
車載式故障診断システム(OBD) 車両の異常を検知し、故障の予防に役立てる

出典:国土交通省『自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う 一般的な指導及び監督の実施マニュアル

多発する事故の傾向と最新テクノロジーを活用した対策

事故が多発する「特定のシチュエーション」に対しては、人為的ミスや大型車特有の死角を補うための専用機器の導入が最も高い効果を発揮します。

東海クラリオンで販売している、最新のAI搭載カメラや通信型ドライブレコーダーを活用し、現場の物理的な安全性を高める具体的なアプローチをご紹介します。

左折時の巻き込み事故対策

大型トラックやトレーラーの左折時は、内輪差や車両構造上、助手席側に大きな死角が生じます。ここへ歩行者や自転車が進入することで、重大な巻き込み事故が発生しやすくなります。

この死角リスクを排除するのが、AI搭載の巻き込み警報カメラシステム『A-CAM3』です。超広角カメラが広い範囲の死角を常時監視し、接近する人や自転車をAIが高精度に識別します。危険を検知すると、即座に車内のインジケータと警告音でドライバーに通知するため、目視による見落としを効果的に防ぐことができます。

▼A-CAM3の詳細はこちら
巻き込み警報カメラシステム『A-CAM3』

バック時の接触事故対策

バック(後退)時の接触事故は、運転席からの視界が完全に遮られることによる「目視の限界」や、一瞬の安全確認の怠りといった「うっかりミス」によって引き起こされるケースが多く見られます。

こうしたリスクには、カメラ機能拡張ユニット『iBOX2.0』が有効です。車両にすでに装着されている既存のバックカメラシステムに本機を後付けするだけで、AIによる人物・障害物の検知機能を追加できます。モニター上の視覚的な強調表示と直感的な警告音の双方でドライバーに危険を知らせ、後退時の確実な安全確認を強力にサポートします。

▼iBOX2.0の詳細はこちら
カメラ機能拡張ユニット『iBOX2.0』

運行管理と危険運転の可視化

事故を根絶するためには、急ブレーキや急発進、過度な車間距離の接近といった「危険運転につながる兆候」を管理者がリアルタイムで把握し、個別にアプローチしていくことが必要です。

通信型ドライブレコーダー『TX2100』などのクラウド連携システムを導入することで、走行データの遠隔管理や、強い衝撃・危険挙動を検知した際のイベント映像の自動送信が可能になります。これにより、管理者は「いつ、どの車両で、どんなリスクがあったか」を即座に確認でき、ドライバーへの迅速かつ的確な安全指導が実現します。

▼ドライブレコーダー詳細はこちら
通信型ドライブレコーダーTX2100

まとめ

この記事では、事故を起こさないための安全対策について以下の内容を解説しました。

  • 事故を起こさないための基本的な安全対策

  • 事故を起こさないための対策で押さえるべき考え方

  • 多発する事故の傾向と最新テクノロジーを活用した対策

事故を起こさないための対策には、基本ルールの徹底が何よりも大切です。しかし、人間の注意力や大型車両の構造上の死角には物理的な限界が存在します。

だからこそ、死角を可視化する『A-CAM3』、既存設備をAI化する『iBOX2.0』、危険運転をクラウドで可視化する『TX2100』といった先進的な安全機器を組み合わせることが事故防止につながります。

地道な安全活動と最新のテクノロジーを掛け合わせることで、現場のドライバーの負担を減らしながら、企業全体で事故防止に取り組み、安全な運行体制の構築を目指しましょう。

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執筆者:東海クラリオン株式会社

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