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交差点事故はなぜ起きる?運行管理者が実践すべき原因分析と再発防止策

東海クラリオン株式会社

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日々の運行では、交通事故のリスクが常に存在します。なかでも、交差点やその付近では多くの事故が発生しています。

特に、物流・運送業で使用される大型トラックが交差点で事故を起こした場合、乗用車に比べて車体や重量が大きいため、被害が大きくなるおそれがあります。そのため、事故原因を分析し、再発防止につながる安全対策を継続的に講じることが重要です。

この記事では、交差点事故の発生状況や大型車特有のリスクを整理するとともに、ドライブレコーダー映像を活用した原因分析の方法や、具体的な再発防止策について解説します。

交差点事故の統計データと発生傾向

令和8年版交通安全白書』によると、2025年の交通事故発生件数は「追突」が最も多く、次いで「出会い頭衝突」となっています。これら2つの事故類型を合わせると、交通事故全体の約5割を占めています。

202608_04_01_事故類型別交通死亡事故件数及び交通事故件数(令和7年)画像引用元:内閣府『令和8年版交通安全白書

また、交通事故の多くは交差点およびその付近で発生しています。そのため、安全運転管理者は、事故が発生しやすい場所や事故類型を把握し、ドライバーへの安全教育や注意喚起に活用することが重要です。

202608_04_02_道路形状別交通死亡事故件数(令和7年)画像引用元:内閣府『令和8年版交通安全白書

さらに、事業用トラックでは、交差点における対歩行者・対自転車の死亡事故件数が、追突事故の約1.8倍となっています。このことからも、交差点では歩行者や自転車への安全確認が重要であることが分かります。

出典:内閣府『令和8年版交通安全白書』/公益社団法人 全日本トラック協会『2025年 1~12月の交通事故統計分析結果(死亡事故)~ 発生地別 ~

発生件数トップの「追突」と交差点での「出会い頭衝突」

事故類型別で最多となる「追突」は、交差点での信号待ちや渋滞時などにおける漫然運転、あるいは前方不注意が主な原因となって引き起こされることが多くなっています。

次いで件数が多い「出会い頭衝突」は、主に信号のない交差点や見通しの悪い場所において、「相手が止まるだろう」という思い込みや、一時停止の不履行によって多発しています。

トラックの右左折時における死亡事故の特徴

交差点における事業用トラックの直進時の死亡事故は8割以上が歩行者との事故であり、右折時の死亡事故はすべて歩行者との事故となっています。

一方、左折時の死亡事故は約7割が自転車との事故です。これらのデータからも、右左折時には歩行者や自転車への側方確認を徹底することが重要であることが分かります。

202608_04_03_2025年1~12月死亡事故データ(対歩行者・自転車別)画像引用元:公益社団法人 全日本トラック協会『2025年 1~12月の交通事故統計分析結果(死亡事故)~ 発生地別 ~

出典:公益社団法人 全日本トラック協会『2025年 1~12月の交通事故統計分析結果(死亡事故)~ 発生地別 ~

大型トラック特有の交差点事故リスク

トラックや建設機械などの大型車両は、一般的な乗用車とは異なる構造や運転特性を持っており、交差点での事故リスクが高まる要因の一つとなっています。

実際に、トラックの死亡事故全体の6割以上(64.9%)を大型トラックが占めています。そのため、大型車特有の構造や運転特性を理解したうえで、安全対策を講じることが重要です。

202608_04_05_トラックの死亡事故件数画像引用元:公益社団法人 全日本トラック協会『2025年 1~12月の交通事故統計分析結果(死亡事故)~ 発生地別 ~

運転席の高さによって生じる死角

トラックは運転席が高いため、遠くを見通しやすい一方で、車両の直前や側方、後方には目視で確認しにくい死角が生じます。

交差点での信号待ちや発進時には、この死角に歩行者や二輪車が入り、見落としにつながるおそれがあります。また、右折時の歩行者死亡事故の約6割を大型トラックが、直進時の歩行者死亡事故の約7割を大型・中型トラックが占めていることからも、死角への対策が重要であることが分かります。

出典:公益社団法人 全日本トラック協会『2025年 1~12月の交通事故統計分析結果(死亡事故)~ 発生地別 ~

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トラックの死角により起こる事故とは?防ぎ方を徹底解説

「内輪差」と「オーバーハング」による事故リスク

車体が長いトラックは、左折時に内輪差が大きく生じるため、自転車やバイクを巻き込む事故が発生するおそれがあります。

実際に、トラックの左折時における自転車死亡事故の9割以上を大型トラックが占めています。また、大型トラックによる左折時の死亡事故は日中(6時~18時)に8割以上が発生しており、被害者の約7割は60歳以上の高齢者です。このような傾向から、左折時には時間帯を問わず周囲を十分に確認するとともに、日中は特に歩行者や自転車への安全確認を徹底することが重要です。

202608_04_06_2025年1~12月死亡事故データ(大型車・左折死亡事故の第二当事者の年齢別・発生時間別)画像引用元:公益社団法人 全日本トラック協会『2025年 1~12月の交通事故統計分析結果(死亡事故)~ 発生地別 ~

さらに、交差点を曲がる際には、車体後部が外側へ振り出す「オーバーハング」が発生します。後方の車両や歩行者と接触するおそれがあるため、進行方向だけでなく、車体後方の動きにも注意することが重要です。

出典:公益社団法人 全日本トラック協会『2025年 1~12月の交通事故統計分析結果(死亡事故)~ 発生地別 ~

運行管理者が実践すべき原因分析と再発防止策

交差点事故を防ぐためには、ドライバー個人の注意力に依存するのではなく、組織として客観的なデータに基づいた対策を講じることが重要です。

事故やヒヤリハットが発生した際は、原因を分析して再発防止策を検討し、その内容を安全教育へ反映させる仕組みづくりが求められます。

ドライブレコーダー映像を活用して事故原因を分析する

事故が発生した際、ドライバーの証言だけでは状況を正確に把握できない場合があります。ドライブレコーダーの映像を確認することで、事故前後の車両の挙動や周囲の交通状況、歩行者や自転車の位置関係などを客観的に把握できます。

また、「交差点へ進入する速度は適切だったか」「安全確認のタイミングは適切だったか」「死角となる位置に歩行者や自転車がいなかったか」といった観点から原因を分析することで、ドライバー個人の課題だけでなく、運用ルールや教育内容の改善点も明らかになります。

映像を活用した危険予知訓練(KYT)で再発防止につなげる

分析結果は、ドライバー個人への指導だけで終わらせるのではなく、自社で発生したヒヤリハット映像やドライブレコーダー映像を活用した危険予知訓練(KYT)へ展開することが重要です。

交差点進入前の減速や一時停止、右左折時の目視確認、内輪差や死角を意識した運転など、事故につながった要因を全ドライバーで共有することで、安全意識の向上につながります。また、定期的に教育内容を見直し、類似事故の再発防止に継続的に取り組むことも大切です。

通信型・AIドラレコで実現する高度な交差点事故対策

交差点事故の予防や事故発生時の原因分析には、映像や走行データを活用できるドライブレコーダーの導入が有効です。

東海クラリオンでは、事故防止や安全運転指導を支援する通信型ドライブレコーダーを提供しています。

映像とデータを遠隔で一元管理できる『TX2100』

TX2100は、法人向けの通信型ドライブレコーダーです。急ブレーキや急ハンドルなどの危険運転を検知すると、イベント映像をクラウドへ自動送信し、管理者へ通知します。

交差点で発生した危険挙動やヒヤリハットを管理画面から確認できるため、事故原因の分析やドライバーへの安全指導に役立ちます。また、映像や走行データを継続的に蓄積・分析することで、安全教育や再発防止策の検討にも活用できます。

▼『TX2100』の詳細・資料ダウンロードはこちら
https://www.tokai-clarion.co.jp/products/driverecorder
https://www.tokai-clarion.co.jp/useful/whitepaper/tx2100

4カメラとAIで死角を徹底的にカバーする『CF-4000』

CF-4000は、前方・車内・後方・側方を最大4台のカメラで同時に記録できる通信型AIドライブレコーダーです。

AIが映像を解析し、危険な状況を検知するとドライバーへ警告を行います。交差点で発生しやすい死角や出会い頭事故のリスク低減を支援するとともに、事故発生時には多方向の映像を基に状況を確認できるため、原因分析や安全指導にも活用できます。

▼『CF-4000』の詳細・資料ダウンロードはこちら
https://www.tokai-clarion.co.jp/products/cf-4000
https://www.tokai-clarion.co.jp/useful/whitepaper/cf-4000

まとめ

この記事では、交差点事故の原因や対策について以下の内容を解説しました。

  • 交差点事故の統計データと発生傾向

  • 大型トラック特有の交差点事故リスク

  • 運行管理者が実践すべき原因分析と再発防止策

  • 通信型・AIドラレコで実現する高度な交差点事故対策

交差点事故を防ぐためには、ドライバーの注意力だけに頼るのではなく、事故が発生した背景や要因を分析し、組織全体で再発防止に取り組むことが重要です。特に大型トラックは、死角や内輪差、オーバーハングといった車両特有の特性により、歩行者や自転車との事故が発生しやすいため、運転特性を踏まえた継続的な安全教育が欠かせません。

また、ドライブレコーダーの映像や走行データを活用することで、事故やヒヤリハットの原因を客観的に分析し、具体的な安全指導や危険予知訓練(KYT)へ反映できます。

東海クラリオンでは、通信型ドライブレコーダーや通信型AIドライブレコーダーを提供しており、事故原因の分析から安全運転指導までを支援しています。交差点事故対策や安全管理体制の強化をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

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執筆者:東海クラリオン株式会社

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